桜の花だけが
私達を知っている
遠く逃げて来た
共する貴方はもう居ない

花びらを全て
集めてこの思い忘れぬように

貴方の手は
私に触れてはくれないの
貴方の手は
私を絞め殺してくれないの

貴方の亡骸を抱いて
誰にも奪われぬように
私と共に死んでくれるのは
この桜の花びらだけ


袖に忍ばせしものの
使う時の来る今宵よ

貴方が居ない世に
もう生きる意味など
どこにもない
花びらが教える
貴方の敵と刺し違えても

貴方の手は
私に触れてはくれない
貴方の手は
私を絞め殺してくれない
未練なき様に
この世に
別れを告げながら

私を血に染めゆく
桜だけが真実を知っている
私がここに居た記憶は
桜だけが持って生まれ変わる

貴方の手は
私を絞め殺してくれない
仄かに香る
桜の気配を感じながら
せめて最期は
貴方と繋がって終われたなら

私を血に染めゆく
桜だけが真実を知っている
私がここに居た記憶は
桜だけが持って生まれ変わる

知らず知らずのうちに
貴方とまた巡り会えたら

綺麗に咲いて
同じ場所に生まれる
桜だったら



詩・曲:Saqu


2009.6.2


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